トビウオ

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トビウオ
皆様、こんにちは。


本日、ご紹介するのはトビウオです。


体長は30センチほどになりますが、種類によっては50センチまで成長します。


漢字では「飛魚」と書き、名前の通りに水上を飛びはねる姿に由来します。


トビウオが滑空するシーンはテレビなどで見たことのある人も居ると思います。

海中から5メートルほどの高さまで飛び上がり、距離にして100メートルは滑空します。

特徴的な長い胸ビレは左右に開閉することが可能で、これを使ってグライダーのように空気を受けています。

場合によっては500~600メートルもの距離を滑空することもあるそうです。

※トビウオが飛ぶ理由は大型魚に捕食されそうになった時に、危険から逃れるため。


トビウオの産地は九州での水揚げが多くなっています。

九州・山陰などではトビウオは「アゴ」という別名で呼ばれて様々な用途に使用されます。

煮干しは一般的にはイワシの稚魚から作られますが、トビウオを天日干しにしたアゴ煮干しというものもあります。

アゴ煮干しを使ってだしを取った「あごだし」を使った料理は、上品であっさりとした味に仕上がります。


トビウオの旬の時期は春から夏です。

トビウオは春に入荷が多くなる種と、夏に入荷が多くなる種があります。

それぞれ「春とび」「夏とび」と呼び分けられており、名前の時期が美味しくなる頃と重なります。


クセのないあっさりとした味の白身で、刺身やたたきなどで食べられます。


またトビウオの卵はシシャモのそれのように小粒で数が多く、塩漬けにされてから「とびこ」「とびっこ」の名前で寿司ネタなどに利用されています。


美味しいトビウオを、是非ご賞味ください。


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