ホウボウ

株式会社渡信商店

2016年03月23日 14:04
































皆様、こんにちは。


本日、ご紹介するのはホウボウです。


円錐形の体型に赤みがかった表面色、大きな扇形の胸ビレが特徴です。


産地は北海道より南。各地の温暖な海で水揚げされます。


大きさは成魚で40センチほどになります。


幼魚の段階では体の色は黒く、成長するにつれて赤色へと変化していきます。


ホウボウという名前の由来は諸説あります。


この魚が海底を這うように泳ぐことから、「這う魚」という意味の「ハウボウ」から来ているという説。
また、ホウボウは海中で浮き袋を使って音を鳴らしますが、その音が「ほうぼう」と聞こえるという説、などです。



←特徴的な胸ビレは羽根のように大きく開くことができます。

胸ビレの下側には3本の足のようになっている部分が存在し、左右で計6本の足部分を使って海底を這い歩きます。





ホウボウは冬から春にかけてが脂が乗って美味しい時期とされます。


表面は赤っぽい色をしていますが、綺麗な白身のお刺身になります。


ホウボウは頭が大きく、内側の骨も大きくなっています。そのため見た目のわりに可食部分は多くありません。


しかし、このホウボウの骨(アラ)は非常に上等な汁物になります。
しっかりと煮込んで最後まで美味しくいただきましょう。


美味しいホウボウを、是非ご賞味ください。

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